STAP事件の時と同じで、大衆を扇動するメディアには、注意が必要ですね。
(出典:武田邦彦(中部大学)ブログ)
2017年12月24日日曜日
2015年4月26日日曜日
STAP事件は研究不正か? 「他人に厳しく、身内に甘い」大学教授たち
本日、「平等」ということ という標題のブログ記事を読みました。
もっともな、ご意見と思いました。
以下、記事の一部を抜粋(青字)
小保方氏を追求する事自体はかまわないが、それならば同様の基準で他の問題も、そして何よりも自身を追求すべきであろう。例えば、東大の加藤茂明氏の研究不正問題は、ベテランの世界的研究者が起こした問題であり、研究費も数十億円が費やされているのでSTAP事件よりももっと深刻なはずである。しかしながら、マスコミはほとんど取り上げないし、また研究費返還の話もほとんど出てこない。
大阪大学は「実験ノートなどが残っておらず同一画像とも別画像とも断定できなかった」19報の論文について「いずれも論文の結論に影響を与えず、データも残っていないため、本調査などは行わない」との決定
NHKスペシャルに出演してSTAP論文を事細かなに批判した大阪大学の3教授(うち2名は分子生物学会理事として、小保方氏の関与する検証実験停止の声明を発表)は、大学のこのような決定に対してなぜ異議を唱えないのか?
この記事を読んで感じたことは、「他人に厳しく、身内に甘い」という人々(大学教授、官僚、マスコミ人)が多いという現実です。
これも仕方がないのでしょうか?
不平等な社会ということですね。
現在の日本社会の風土なのでしょうか。・・・・・悲しいことです。
2015年4月8日水曜日
ルーツ013 男女のルーツその2
ワトソン・クリックとロザリンド
女性はややまじめで几帳面、研究でもじっくりとデータをとる。一方、やんちゃな男性はサボりがちで、なにか悪いことをしようとする。そんな男女の組み合わせが世紀の大発見、DNAの構造解析につながった。
でも、いったい、人間の頭脳活動とはなんなのだろうか? DNAは男性だけがノーベル賞をもらい、研究をした女性は外された。その理由は??
(平成27年3月23日)
(出典:武田邦彦(中部大学)ブログ)
2014年5月11日日曜日
【STAP騒動の解説 260326】30歳の研究者の標準的レベルはどのぐらいか?
30歳の研究者の標準的レベルはどのぐらいか?
STAP細胞の論文の一部に間違いがあったということで、日本中が大騒ぎした。この論文の筆頭者(論文の共著者の最初に書いてある人)が30歳の研究者であることで話題になった。「女性」か「男性」というのはあまり関係がないこの問題について、考えてみたい。
30歳の研究者というのはどのぐらいの実力かということを日本社会は理解していないように思うので、著者をかばうとかそういう詰まらないことではなく、研究者と言うのはどういうものかについて少し紹介したい。
博士課程を終わるのが最短で28歳だから、30歳の研究者は研究を始めたばかりの人である、
普通の30歳の研究者がNatureに論文を投稿することはまず不可能である、
普通の(Natureよりレベルが低い)英語の論文を一人で作成して、投稿し、査読(審査)に耐えて掲載に至ることは不可能と考えられる、
普通は教授やそのレベルの経験を積んだ指導者が横にいて、査読結果(2、3度くる)が来るたびに、査読委員の文章を読み、打ち合わせる、
30歳の研究者が独自に査読委員の質問や訂正要求に応じることができるのはレベルの低い学術誌だけで、このレベルの場合、質問の意味がわからない、どうして答えたらよいかわからない、というのが普通だ。
こうして少しずつ研究者は育っていく。研究者に必要なのは、「ミスなく論文を出す」ということではなく、まずは「着想や実力を上げていく」ということで、普通は40歳ぐらいになればある程度、独立して研究と投稿ができるようになる。
(学術分野ではつねに「故意は考えない」という原則がある。故意のものは自然科学でも時々あるが、その人の一生のうち、ほぼ明らかになるので、一つ一つを警察のようにチェックする必要はないし、研究は意外なことなので、チェックする方法もない。 最近、佐村河内氏と比較されることがあるが、故意があるかないかは決定的に違うし、難しさも違う。)
(平成26年3月26日)
武田邦彦
(出典:武田邦彦先生のブログ)
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