STAP細胞の作製手順など公開
2016年3月31日19時04分
理化学研究所の元研究員・小保方晴子氏が、STAP細胞の作製手順などを掲載したホームページ(HP)「STAP HOPE PAGE」を開設した。
HP「STAP HOPE PAGE」のトップページには、小保方氏の3月25日付のあいさつ文が掲載されており、HPは全体が英語で書かれている。
メニューバーには、「Past background of STAP(STAPのこれまでの背景)」「Protocol for STAP cells(STAP細胞の実験プロトコル)」「Results of the STAP verification experiment(STAP検証実験の結果)」「Announcement(お知らせ)」の4つのメニューが並んでいる。
トップページのあいさつ文で小保方氏は、「まず初めに、2014年にネイチャー誌に掲載されたSTAP細胞の論文について、深い後悔の念を持つとともに、心からお詫び致します。
STAP細胞の論文については強く責任を感じており、科学者として、私の不注意なミスを恥じています」とコメント。
その上で、「このウェブサイトを始めた私の目標は、STAP細胞の生成を確かに証明してくれるであろう科学コミュニティーに対し情報を提供することです。
そのため、他の科学者がSTAP細胞を現実のものとしてくれることを期待して、STAP細胞を作製する実験プロトコルを公開します」としている。
一方、現在も精神的な治療を行っているとし、STAP細胞に関する情報は随時更新していくとしている。(出典:Christian Today)
小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会
2016年03月31日
小保方晴子氏 HPを開設「STAP HOPE PAGE」で プロトコルを 公開へ。
「STAP HOPE PAGE」のアドレス
https://stap-hope-page.com/
◆追記:2016年03月31日21時25分
現在、何故か「STAP HOPE PAGE」 (スタップ ホープ ページ)のアドレスに接続できなくなっていますね。
なので、検索してみると、次の記事がありました。(この記事が、いたずらかも?)
本物?「STAP」のWebサイトが登場―小保方晴子氏を名乗り
(出典:インターネットコム編集部)
2016/03/31 16:45
本人?いたずら?
「STAP HOPE PAGE(STAP希望のページ)」と題するWebサイトが注目を集めている。
小保方晴子氏を名乗り、STAP細胞についての情報を提供するとしている。
小保方氏を名乗る制作者は、「Greetings(拝啓)」としてこのサイトを立ち上げた主旨を説明している。
2014年に科学誌「Nature」に載った論文について強い責任感を覚えているとし、また自らのミスについて恥じているとも述べている。
一方でSTAP細胞については生成可能だとする考えをあらためて示し、そのために科学コミュニティに情報を提供するのが目的だとしている。
STAP細胞についての過去のいきさつや実験方法、これまでの実験結果、最新情報の案内などが載っている。
サイトのデザインは簡素で見やすく、内容は充実している。
3月31日時点では、小保方氏本人によるものか、あるいはほかの誰かがいたずらないし別の目的で立ち上げたのか不明だ。
◆追記:2016年04月02日06時25分
現在、接続できるようになっています。
ホームページ(HP)「STAP HOPE PAGE」
インターネットコムの記事がいたずらでした。
小保方晴子氏「STAP細胞の作り方」特設サイトで公開
(出典:ハフィントンポスト Huffington Post )
投稿日: 2016年03月31日 19時06分 JST
STAP細胞論文の著者だった理化学研究所の元研究員、小保方晴子氏(32)が3月31日、STAP細胞の作製手順などを記したサイトを開設した。神戸新聞などが報じた。
サイトの名称は「STAP HOPE PAGE」で、全文英語で表記。小保方氏は、理研が否定したSTAP現象の存在を主張しており、トップページには以下のように書かれている。
まず最初に、2014年に科学誌ネイチャーに掲載されたSTAP細胞論文について、私は深い反省と心からの謝罪を申し上げたいと思います。私はSTAP細胞論文に強い責任を感じており、科学者としてケアレスミスがあったことを恥じています。
このサイトを開設した目的は、STAP細胞作成を実現するための確実な証拠となるような情報を、科学界に提供することです。 そのため私のSTAP細胞の作成手順を公表します。別の科学者が、それを現実にすることができるという希望を持っているからです。
私は現在も、うつ病の治療中で、精神的および身体的に万全ではありません。そのために、私はSTAP現象に関する情報を、このサイトで順次更新していくつもりです。
私の切なる願いは、STAP細胞のさらなる研究結果が、科学論文の最前線に正当な方法で復活することです。それは私たち全てに利益をもたらすことでしょう。
2016年3月25日
小保方晴子
このサイトでは、STAP細胞発見の発表当時の資料のほか、理研による検証実験について、写真や図表とともに記載している。また、小保方氏自身が行ったとするSTAP細胞の作製手順について、使った薬品やその濃度なども示している。
このサイトについて、理研は「(2014年12月に)公表した調査報告書で示した以上のコメントをすることはない」と神戸新聞にコメントしている。
小保方氏がHP開設 STAP細胞の作製手順公開
2016/3/31 17:06
(出典:日本経済新聞社)
理化学研究所の元研究員小保方晴子氏が、STAP細胞の作製手順や理研による検証実験の内容を公開するホームページを開設したことが31日、分かった。全文が英語で、「STAP細胞の実現を希望して手順を公開する」と説明している。〔共同〕
小保方晴子氏がHP開設、STAP細胞の作成方法を公開…「人類に大きく貢献」
2016.03.31
(出典:Business Journal 文=上田眞実/ジャーナリスト)
一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子氏の代理人である三木秀夫弁護士によると、4月1日に小保方氏がホームページ(HP)を開設することが明らかになった。
内容は小保方氏のレシピ(日本語でコツを意味)を含むSTAP細胞の詳細なプロトコル(作成手順)と、1月に出版された小保方氏の手記『あの日』(講談社)に書かれた検証実験結果が公開されている。今後、さらにSTAP細胞に関連する情報を公開していく予定だという。
「STAP HOPE PAGE」と名付けられた小保方氏のHPは、謝罪の言葉から始まっている。「STAP細胞問題で世間を騒がせた責任を痛感しており、研究者として深く反省している」とした上で、HPを始める目的は将来的にSTAP現象に興味を持った科学者が研究に取り組めるように可能性を残すことだとして、未来の科学者が「STAP現象」の研究を始める手助けにしたいとしている。
ただ、小保方氏は現在、体調不良で治療下にあるため、体調を見ながら少しずつ更新を続けていくそうだ。
HPはすべて英語で書かれ専門的ではあるが、プロトコルの最後の「Typical Result」に掲載された写真は、STAP細胞塊が現れたことを示す「Oct4-GFP」の発現を確かめられるものだ。明らかに細胞が死ぬときに光を放つ「自家蛍光」とは違う「STAP現象」が確認できる。また、『あの日』(236ページ)の15行目に書かれたEカドヘリンの免疫染色も公開することにしたという。
理研の検証実験でも再現
さらにATP浴という方法で細胞を刺激した実験の遺伝子解析の結果では、『あの日』の220ページの5行目に書かれた通り、ES細胞や受精卵と同等の多能性マーカーが発現している細胞塊が存在した証拠を示しており、「STAP現象」は理研の検証実験で再現されていたことを証明している。
この結果は14年の12月19日に理研の公式HP上で「STAP現象の検証結果」として公開されており、誰でも見ることができる。しかし検証結果の最後は、「自家蛍光と区別することも困難」と発表されている。
そのため、小保方氏はHP上で検証結果を報告することによりSTAP現象の存在を明らかにし、誰かもう一人の科学者に再現してほしいと希望(HOPE)を託す事にしたようだ。そして、次のように綴っている。
「STAP細胞研究が進歩し、然るべくして科学出版の最前線に戻る事が心からの願いです。それは皆の利益になるでしょう」
「切なる希望は、誰かが生命の秘密の次の扉を開けてくれることです。STAP現象はその扉の鍵となるかもしれない。STAP現象が将来の人類に大きく貢献するものであると信じています」
STAP細胞問題はやっと科学的議論、検証の世界に戻った。できれば、科学は科学の世界で検証し、その行く末をそっと見守るのが、我々ができる最良の配慮ではないだろうか。
小保方氏が「STAP現象」により産出させた細胞の命の光は、どんな研究者が受け継ぎ、研究室で灯し続けていくのだろうか。小保方氏が示す「STAP研究の発展は皆の利益になる」の具体的な
利益とは何か。その答えは100年先、200年先に出るのかもしれない。
(文=上田眞実/ジャーナリスト)