「麻薬」常務をめぐる攻防
豊田社長はハンプ氏の逮捕を受け、翌19日午後に記者会見を開いた。
そして、そこで「彼女は法を犯す意思がなかったと信じている」という旨の発言を5回も繰り返した。
不祥事に関する会見としては異例の「信じている」という表現、そして「役員も部下も私にとっては子供のような存在」「子供を守るのは親の責任」という言葉からは、ハンプ氏、そして戸惑う社員たちを安心させようという思いが窺えた。
いちはやく社長が矢面に立ったのも、後々「トップが頭を下げろ!」というバッシングが起こることも想定し、よかれと思ってのことだろう。その章男社長の対応には消費者の一部から「さすがトヨタ」という声も上がった。(出典:現代ビジネス)
トヨタという組織のトップとして、立派な対応ですね。
理研の野依理事長が、このように役員や部下を信じて、記者会見をされていれば、STAP細胞問題が、今回のように大きな犠牲者を出すことも無く、また、社会的混乱もなかったのにと思うと、非常に残念です。