2014年12月26日
【調査委員会 出席者】
桂勲 調査委員長(情報・システム研究機構 理事、国立遺伝学研究所 所長)
五十嵐和彦 委員(東北大学大学院 教授)
伊藤武彦 委員(東京工業大学大学院 教授)
大森一志 委員(大森法律事務所 弁護士)
久保田健夫 委員(山梨大学大学院 教授)
五木田彬 委員(五木田・三浦法律事務所 弁護士)
米川博通 委員(東京都医学総合研究所 シニア研究員)
2014年12月29日月曜日
2014年12月27日土曜日
STAP細胞 理研調査委「ES細胞混入の可能性高い」などの報告書 (14/12/26)
理化学研究所の調査委員会は、STAP細胞についての報告書をまとめ、発表した。報告書では、ES細胞が混入していた可能性が高いとし、論文に新たに2つの捏造(ねつぞう)を認定した。
理研小保方論文STAP細胞確認に至らず 菅長官会見 12月19日午後
関連記事:STAP細胞の有無を調べている理化学研究所は19日、小保方晴子研究員(31)が検証実験でSTAP細胞を作れず、論文の内容を再現できなかったと発表した。理研は来春まで続ける予定だった検証実験の打ち切りを決定。STAP細胞の存在は事実上、否定されることになった。
2014年12月22日月曜日
【STAP細胞】 小保方氏退職 STAP現象確認できず 検証結果に関する記者会見【2014/12/19】
理化学研究所による、「STAP現象の検証結果」に関する記者会見の模様となります。
また、小保方晴子研究員が12月21日付けで退職することを明らかにしました。小保方氏から12月15日に退職願が提出され、受理したとのことです。
理研は検証実験の結果、STAP現象を確認できず、検証実験を打ち切る方針を発表しました。
資料一覧
理化学研究所 研究不正再発防止改革推進本部検証実験チーム
相澤 慎一 チームリーダー
丹羽 仁史 副チームリーダー
清成 寛 研究員
坪井 裕 理事
加賀屋 悟 広報室長
2014年12月21日日曜日
【STAP騒動の解説 261220】 現代の宗教裁判(1) 論文には「正しいこと」を書かなければならない??
ガリレオが地動説を出し、宗教裁判にかけられて有罪判決を受けたとき、「それでも地球は回っている」とつぶやいたとされる。歴史的な事実かどうかは疑問があるところだが、多くの日本人はこのことを知っている。
その時、ガリレオを糾弾したには、聖書に書いていないという他に、「目で見てみろ!どう見ても太陽が動いているじゃないか!」という常識的な世論もあった。科学の新しい発見を、今までの常識で理解しようとすればすべてはウソになる。
ノーベル賞を受賞した研究者が、「研究はいばらの道だった。誰もできないと思っていたし、苦節20年、誰も協力しない中でついに夢を果たした」と言ってもだれも不思議には思わないだろう。2,3年の研究で優れた研究成果を出すのはむつかしい。
「人になんと言われようと自分の考えを貫け」とか、「研究というもの10年や20年でへこたれたらダメだ」とも言う。「新しいことに果敢に挑戦する若い人を育てなければ」とも繰り返される。
STAP論文が2014年2月に問題になってから、すぐ研究者の一人で指導者だった若山教授は外国の雑誌のインタビューに長く答え、「小保方さんの指導で、実際に自分もやってみて細胞を確立した」と明言している。しかし、その後、若山教授は寝返って小保方さんの批判に回ったので、日本のマスコミはその裏切りを評価して、若山教授については不問に付している。
小保方さんは責任をとって(責任があるとしたら理研などだが)理研を退職するそうだが、退職金もない臨時の雇用だそうだ。正規の指導者だった笹井さんは自殺されたが、若山教授は逃げ切るのだろうか?
その年の暮、つまり今年だが、STAP論文の「検証結果」なるものがでて、新聞をにぎわせている。論調は相変わらず「小保方憎し、指導者はすべて無罪」ということになった。冷静で論理的な結論ではなく、感情で「憎い、好き」に分けて、それに論理の衣を被せるという方法だ。
まさにガリレオの時に行われた宗教裁判である。科学は「現在、正しいと思うことを覆していく」というのが最大の活動だから、新しいことを私たちが「正しい、間違っている」と分類することはできない。
しかし、現在の日本は「空気」ができると、マスコミがビクビクして空気に逆らう報道は絶対にしない。だから、空気が事実として確定する。
ある新聞は「**回、実験しても再現性が得られなかった」と書き、それで「STAP細胞はなかった。ウソだった」としているが、どうしようもないほどレベルが低い。こんな論理で科学ができるはずもない。
たとえば「100回も実験しても再現性が得られなかった」ということと、「そういう現象はない」という間に直接的な関係はない。その時、研究の対象としている自然現象が「100回の実験でかならず再現性が得られる」という証明が必要である。学生がこんなことを言ったら、私は教授として、「君、何を言っているのか。そんな杜撰な論理では研究はできないよ」と言うだろう。
また「論文が正しいかどうかの検証を行うシステムが必要だ」と書いてある新聞もあったが、そんな方法があるなら科学そのものが不要である。もともと電灯も冷蔵庫も、遺伝子工学もスマホも、紫式部や赤穂浪士には「ウソかマジック」に見えるだろう。現在、それを科学で説明できるのは、科学が「ウソかマジック」ではないことを示したからに相違ない。
日本の科学はSTAP事件を通じて、完璧に破壊されてしまった。今後、日本の科学でできることは、「すでにできていて正しいことが分かっていること」に限られるので、夢を持った若者は科学に進まない方がよい。現代の宗教裁判で袋叩きに遭う。
科学は間違いや錯覚に寛容である。寛容でなければ人間の頭脳で新しいことに挑戦できないからである。
(平成26年12月20日)
武田邦彦
(出典:武田邦彦先生のブログ)2014年12月20日土曜日
小保方STAP検証結果12/19 記者の突っ込み【全】
小保方STAP検証結果12/19 記者の突っ込み【全】
13:00 から記者の突っ込み【全】 12/19
理研 STAP再現できず 検証実験打ち切り
小保方晴子は理研を21日付で退職
記者質疑:検証実験チーム・リーダー相沢慎一 丹羽仁史・副リーダー(STAP細胞論文共著者)
理研「STAP現象の検証結果」資料公表(全文)弁護士ドットコム
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