2018年3月30日金曜日

「小保方晴子日記」のAmazonでの評価コメント

これからも元気で、日本のために活躍して欲しいですね。

小保方晴子日記 (単行本)
 単行本 – 2018/3/20
小保方 晴子 (著)
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以下、Amazonでの評価コメント

2018年3月27日
私は2年前にふと立ち止まった本屋で迷いながら「あの日」を手に取った。STAP細胞事件について本人の言葉で書かれた本に興味があった。それから今日まで読後の余韻が強烈で他の資料をネットの記事を読み漁ってきた。私は科学には全く素人なので図書館に通い勉強した。そして確信した。STAP現象は存在する。小保方氏の実験に偽りはない。若山教授の実験には秘密の部分があるがキメラ樹立に捏造はない。STAP幹細胞もある。にもかかわらず桂勲調査委員会はSTAP細胞はES細胞由来と結論している。石川調査委員会はSTAP論文に2っの研究不正があると結論した。つまり公にSTAP論文に書かれた内容を否定したに等しい。石川調査委員会はSTAP論文を発表後わずか2か月で否定した。しかし2年後発表された「あの日」」、そして4年後の「小保方晴子日記」によればそれらの判断は大いに疑問である。過去にガリレオやジャンヌダルクも間違った裁判で裁かれている。それと同じような事件が2014年に日本で起きた可能性が高い。小保方晴子日記はそのことを未来に伝える貴重な本となるのではないか。早稲田大学博士号取り消し決定には文科省の関与があったことを小保方氏は日記に書いている。
しかし文科省に圧力をかけた団体がいたと思う。このレビューを書いている日に森友問題で財務省の佐川元長官が国会で証人喚問を受ける。この騒ぎとSTAP細胞騒動の騒ぎと似たところがある。STAP細胞騒動について偏向報道を続け、大衆をミスリードした当時の報道とよく似ている。


新たな道が示唆されている
2018年3月27日
『小保方晴子日記』を読みました。早稲田の小保方氏の博論はく奪の方法は不正だとわかります。小保方氏が訴訟をすれば勝訴でしょう。当時の文科省の圧力で博論はく奪があったようです。これは財務省、文科省の不正と同じレベルでこれから解明されるでしょう。これを読むとそれ以外の新たな事実も書かれています。講談社、中央公論社が小保方氏を支えている理由が『小保方晴子日記』を読むとわかるのです。小保方氏に対する石川氏が仕掛けたえん罪は水に流せない。若山氏の裏切り、理研の不当な小保方処分、早稲田の博論はく奪の不正な方法に苦しんだ小保方氏の悲惨な思いが語られている。この日記をよく読むと小保方氏が悪いことをしていない事がよくわかります。『あの日』をよむと更に小保方氏が犠牲者だとわかります。

 私はSTAP細胞は実際にできていたが、講談社『あの日』に書いてあるように、阻止されたと考えています。ただ『小保方晴子日記』を読むと以下のように、彼女が新たな研究の道に向かったことが示唆されています。

日記p.280
2016.10.2
紹介されたのはこれまで候補に考えていなかった国での仕事。働きながら再び博士号を取得する道も示された。「STAP細胞の研究は類似研究が世界中で進んでいるから、やるならここ2,3年が勝負。少しでも早くとりかかれるようにしよう」といわれ面談を終えた。

pp.282-283
10月8日(土)
・・・・ この部屋の中で自分ができることはやりきった。自分の弱さにも、記者にももう二度と負けない。そのためには私はここを出ていく。外からの攻撃に振り回されて耐えるばかりの、受け身の日々はもう終わりにしよう。
10月9日(日)
 ・・・・・・あすこの部屋から出ていく。ずっと苦しかった呼吸が、よる、突然楽になった。
10月10日(月)
  ・・・・先に一本しかない道を歩く。・・・・・もう私は生き延びたのだ。もう一度私らしく生きるために。

2018年3月28日放送 6:30 - 6:32 TBS
あさチャン! (ニュース)

小保方晴子さんが昨日発売された女性誌に心境を語った。小保方さんがかつて研究に取り組んでいた生物学の常識を覆すと言われたSTAP細胞。しかし理化学研究所はSTAP細胞を研究不正と認定し論文を取り下げた。この件に関して小保方さんは婦人公論で「STAP細胞については、研究していた当時から今に至るまで一貫して、私の思いは何一つ変わっていません」と述べた。先週小保方さんは「小保方晴子日記」を出版。人目を忍ぶ生活やうつと診断されたことなどを赤裸々に告白した。


前作とは違い、一応前向きな締め括り方です
2018年3月19日
婦人公論の連載をまとめただけだろうと思っていましたが、加筆部分はかなり(3割程度?)ありました。その中には新しく始めた活動のことも書いてあります。最後には、篠山紀信のグラビアが一枚あります。このグラビアは冷静に考えればどうってことないポートレイトですが、恐ろしいものを見てしまったような気になるのはこの著者のオーラゆえということなのでしょう。
前作の「あの日」は陰鬱なラストの締めくくりでしたが、この本は生き続ける意志を強く打ち出したラストになっています。研究は正直もうしない方が著者のためにもいいと思いますが、新しい活動は是非頑張っていただきたいと思います。
この本を手に取るのは、明らかにこの著者に興味がある人でしょう。内容はともかく、この著者に未だに興味を感じる人だったら買って損することは明らかにないので、星5つにします。また、文章自体には少なくとも私にはない文芸的な才能を感じます。自らの感情さえ上手くコントロールすれば、良い小説家になれるのではないでしょうか。

この本は、本屋では私小説か科学書の研究不正問題のコーナーに置かれることになるのでしょう。STAP騒動が無ければこの本は価値を持つとはやはり思えませんので、私は研究不正問題の書籍として扱うべきだと思います。
研究不正問題の歴史とこの日記の日付を比較すると、非常に面白いです。一般の方はご存じないかもしれませんが、STAP騒動終結後の研究不正問題の展開は、特定人物をダシにして研究不正問題を語っている場合ではないということを研究者に突きつけました。その展開において重要だった日付とこの日記の代表的な日付を比較すると、見事に符合するのです。
まず、この日記の書き出しは2014年12月31日です。この日はネットの匿名掲示板で研究不正を暴くことで有名だった「匿名A」という方が、「日本の科学を考える ガチ議論」という分子生物学会関係のサイトで、日本の頂点である東大病院トップが責任著者として発表した5報の学術論文について深刻な疑義を指摘した日です。他の有名医学部教授たちについての疑義もその日付に前後して80報ほど指摘されていました。2015年の年頭の研究者のSNSや掲示板は大変なことになり、1月上旬には文科大臣が記者会見で報告までしました。著者はその間ずっと温泉宿にいたということがこの日記を読むと分かります。つまり、日記開始直後の温泉宿で逃避行していたわずかな期間で研究者業界は大きく変わり、著者はプロの間では研究不正問題を考える上で重大視している場合ではない存在になってしまったのです。
そして、この日記の最後の日付は2018年2月23日です。この日は、シラキュース大学のDaniel E. Acunaらが、論文の疑義を見つけるソフトウェアを画素間のエントロピーに着目することによって開発に成功し、世界中の76万報の論文について疑義の存在を解析した結果、数千報の論文に疑義が存在することをbioRxivに論文報告したまさにその日です。つまり、計算機で大量に過去の論文の不正が網羅的に発掘される時代が本当に来たまさにその日です。このソフトウェアについてはNature誌も即日ニュースにし、本誌にも掲載しました。

著者は混乱を乗り越え2018年2月23日から新しい一歩を踏み出しましたし、研究者も混乱を乗り越え2018年2月23日から計算機やAIに裁かれる新しい研究の世界で生き始めました。すなわち、もう過去は気にしている場合ではありません。この本の表紙は水色ですが、過去は水に流しましょう。


報道されない「その後」の日々の貴重な記録
2018年3月20日
連載の初回を読み、マスコミや世間の目から逃れて宿を転々とする記述に引き込まれた。連載時はときどき読む程度だったので、その後、彼女はどうなったのだろうと気になっていた。
理研を辞めた後も、博士論文が“指導”とも言えないような再指導のもとで不合格とされたり(大学側が彼女に伝えたというその理由には唖然とする)、やっと落ち着いたと思ったらまた記者に居場所を突き止められ連日ドアを叩かれたり、よくぞ生きていたと思うような壮絶な日々。しかし、苦しい境遇のなかでもなんとか外に出たい、できることを見つけたい、ともがいている様に私は胸を打たれた。
STAP騒動とは何だったのかということはすでにいろいろな人が書いているし、小保方氏自身による『あの日』もある。本書はそれが書かれたものではない。騒動の渦中にあった一人の女性が、どのように考え、どのように追い詰められ、どのようにその日々を乗り越えていったのかという記録として意義があるものだと思う。特殊な状況下の闘病記、“うつヌケ”記としても興味深く読んだ。



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